研修医の声
研修医の声⑬
研修医K先生|金沢大学卒
7月に脳神経外科で1ヶ月間研修をさせていただきました。脳神経外科では救急対応から病棟処置、手術まで幅広い診療を経験することができ、大変充実した時間となりました。
脳神経外科の先生方は非常に優しく、とても熱心に指導してくださいました。慢性硬膜下血腫に対する穿頭ドレナージ術では、実際に皮膚切開からドレーン留置まで執刀の機会をいただき、手順ごとに適切なアドバイスをいただきながら進めることができました。また、脳動脈瘤クリッピング術や脳出血に対する脳室ドレナージでは助手として参加し、緊張感のある手術の流れを間近で学ぶことができました。
病棟では抜鉤やガーゼ交換はもちろん、髄液採取や動脈穿突などの基本的な手技を繰り返し行い、手技の正確性や安全性を意識する良い機会となりました。救急外来では、頭部外傷や脳梗塞の対応をしました。頭部外傷では縫合やステイプラーを使用させていただきました。脳梗塞では、神経学的診察から画像評価、治療適応の判断までの流れを実際に上級医の先生と共に行い、迅速な判断が予後に直結することを強く実感しました。
このように脳神経外科では研修医も第一線で活躍でき、とても有意義な経験をすることができました。ご多忙の中、未熟な私に多くの経験の場を与えてくださった脳神経外科の先生方に心より感謝申し上げます。