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令和5年度 研修医海外研修体験記

 私は将来の志望科の一つである小児科で研修させていただきました。小児科のある病棟は宿泊場所からバスで30分ほどかかるブラボア病院での研修でした。小児科では救急、内分泌、精神科と分かれており、9月28日から10月13日は小児救急、10月16日から10月23日は小児精神科を見学させていただきました。

 フランスと日本の病院設備には共通点が多く、子供が待ち時間をおとなしく待てるように壁に絵が描いてあったり、遊べる仕掛けが施されたりしていました。また異なる点といえば、フランスでは移民が多くフランス語も英語もしゃべることができない患者さんが受診することが多いため、通訳の同伴やテレビ電話を利用してコミュニケーションをとるケースが珍しくありませんでした。

 私の小児救急での研修は毎朝カンファレンスから始まりました。もちろん使われる言語はフランス語のみで英語を使われることは基本無かったため、翻訳アプリを使用しなんとか内容を理解することが可能でした。その後、回診と患者家族へのICを1日かけて行うというのが1日の過ごし方でした。患者の平均在院日数は5日ほどとなっており、日本と比べかなり短い期間で退院することや、カルテの管理が半分電子媒体、半分紙媒体で行われていることを知り、制度の違いに驚かされました。

 小児精神科での研修は午前、午後ともに外来の見学をさせていただきました。基本的に再診の患者さんの診察を見学していたのですが、診察時間が一人につき50分以上と長く、丁寧に診察をしていたのが印象的でした。また精神疾患を持つ子供へのサポートに関する制度はとても手厚く、日本と同様に社会保障制度が整っていると感じました。 私は留学前、英語を話すことはほとんどできませんでした。しかし、勇気を出してNancyの学生につたない英語で話しかけると相手もそれに応えてくれることがほとんどでした。お互い英語が第一言語でないため、たどたどしい会話となることも多かったのですが、休日に町を案内してくれたり遊びに出かけたりしてくれたので、とても良い経験ができたと思います。

 フランスでの研修は医療に関することだけではなく積極的に物事へ関わることの大切さを学ぶことができました。このような経験をさせていただいたことに改めてこの場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

(研修医S)


 研修は2つの病院でさせていただきました。9月28日~10月13日はCHRU de Nancy-hospital Centralで救急、10月15日~10月23日はCHRU de Nancy-Hospital de Broboisで内分泌・代謝内科を研修しました。英語はほとんど使用されておらず、フランス語がメインたったため、挨拶程度のフランス語では全くたちうちできません。スケジュールも指導医も決まっていないため、教授や診療部長に英語で自己紹介し、毎日英語を話せる研修医や医学生を探し、1日その人についてまわるという研修体制でした。

 救急外来では患者さんが10時間以上診療を待たされるのですが、不満は言われません。無料の軽食サービスを受けられ、ほぼ全症例に対して、神経診察や触診など全身の診察をされる点は日本と大きく違っていました。院内で研修医向けの気管挿管の講義が行われ、模型を使って練習させていただけたのも楽しい経験でした。

 研修医はフランス本土だけでなく、レユニオン島というフランス領の島やシリアから10年前に移住してきた方々もいました。英語が話せなくてもめげずに相手に関心を持ち、誠意を持って接していたところ、思いがけず助けてくれる方がいたり、ランチやホームパーティーに誘ってくれたりする方がいたりで、楽しく過ごすことができました。

 日本の医療がどれくらい進んでいるのかを実感し、フランスの文化・習慣について身をもって体験することができたことに感謝しています。

(研修医S)

海外研修

令和2年より中断していたナンシー大学病院との交流事業を、令和5年度より再開予定です!
ナンシー大学病院からの医学生の受入および当院基幹型研修医(2年次)の派遣を予定しております。




ナンシー大学病院との調印式


ブラボア病院(1600床)


スタニスラス広場(世界遺産)


相互派遣研修

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