研修医の声

研修医の声③

研修医S先生|金沢医科大学卒

 私は4月から金沢市立病院の初期臨床研修医として勤務させていただいております。5月の1ヶ月間は腎臓・リウマチ内科をローテーションさせていただきました。

 腎臓・リウマチ内科では、まずは午前中に指導医の先生方の外来を見学させていただきます。外来には様々な疾患をお持ちの患者さんが来られますが、特に腎不全の患者さんが多くいらっしゃいます。腎機能は一度悪くなるとほとんど良くなることはなく、透析導入の道しかなくなるため、それを未然に防ぐ生活指導や薬物療法がいかに大事かを学ばせていただきました。また、初診の患者さんが来院された時には、研修医が問診をとらせてもらう機会もあり、患者さん一人一人の問題点を考えながらお話をお聞きする貴重な経験ができました。

 午後は病棟の入院患者さんについて、指導医の先生と話し合い、治療や退院に向けた今後の計画を立てます。私は腎疾患だけでなく、誤嚥性肺炎や尿路感染といったコモンディジーズや、電解質異常など様々な症例を受け持たせていただきました。時には難しい症例もあり、一人ではまだまだ分からないことも多かったのですが、指導医の先生方にはとても丁寧に指導していただきました。そのおかげで、この1ヶ月間で少しずつ一つ一つの病態に対する理解が深まったと思います。

 私は、この腎臓・リウマチ内科の研修でたくさんの患者さんとのコミュニケーションをとらせてもらい、医師として必要な多くのことを指導医の先生方に学ばせていただきました。この経験を今後の研修にも活かしていければと思います。

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