研修医の声⑨
研修医S先生|金沢医科大学卒
私は将来、外科医を志望しています。当院では一般外科で2ヶ月間研修をさせていただきました。
ローテーションの前半では、手術を受けられる複数名の患者様の入院前の診察から実際の手術、そして術後、退院後のフォローまでを、指導医の先生方と診させていただきました。手術では指導医の先生方の助手に就き、実際の手術の技術を間近で学ぶことができました。また、周術期における管理に関しても気をつけなければいけない点や、退院へ向けての患者様への指導法など、沢山のことを学ばせていただきました。
ローテーションの後半では、鼠径部からのリンパ節生検や、中心静脈ポートの造設、抜去といった比較的に規模は小さい手術ではありますが、私も実際に執刀までさせていただきました。小規模な手術とはいえ、執刀するまでの患者様の情報収集や事前準備は不慣れであり、とても大変に感じました。ですが、指導医の先生方にサポートしていただきながら、何とか無事に手術を終えることができました。無事に終えることが出来たときはとても達成感があり、また外科の面白みを実感しました。まだまだ未熟ではありますが、これからの自分にとって、とても貴重な経験をさせていただきました。
その他にも研修期間の中に、内視鏡手技や、腹腔鏡手術のシミュレーション、腹部エコー検査など様々な事を経験させていただきました。外科医として、身につけなければいけないスキルは多く、時には大変だと感じることもありました。ですが、当院の外科研修では、指導医の先生方が日頃から外科医として大事なことをご教示してくださり、様々な手技に関しても、指導医の先生方や検査技師の方々が、熱心に指導してくださるため、一つずつ確実に身につけていくことができます。
私は外科医を志す者として、当院の外科で研修できたことはとても貴重な経験となったと思います。この研修で学んだことを活かして、今後の診療で患者様に還元していければ思います。