研修医の声

研修医の声⑭

研修医F先生|秋田大学卒

 9月は消化器内科をローテートさせて頂きました。学生時代は消化器内科での2週間の実習に加え、海外の麻酔科での臨床実習で鎮静化の上下部内視鏡検査を何度か見学したことがある程度で、消火器内科に関連する手技を間近で見たり、病棟患者さんを一緒に担当させて頂いたりするのは初めてでした。

 ローテートした1か月の間に、毎朝の回診、内視鏡、検査(ERCP、肝生検)、ESD、EVL、病棟業務などを見学させて頂きました。消化器に関する疾患全般はもちろんですが、それ以外の内科的な疾患も色々と診ることができ勉強になりました。病棟では検査や化学療法目的の短期の入院の方から、急性期の患者さん、慢性期で長期の入院になる患者さんまで、幅広く学ぶことができました。日々ご指導頂いた先生を始めとして、消火器内科の先生方は皆さん優しく、分からないことがあっても気軽に質問に答えて下さいました。

 私が将来志望している科ではエコーガイド下の穿刺手技を頻用するのですが、消化器内科では腹水穿刺の機会を何度か頂き、1から一人でできるようにご教示下さいました。次に回った循環器内科においてエコーガイド下に内頸静脈穿刺をさせて頂く際にも、その時に学んだ感覚を活かすことができたように思います。

 また、研修医として当院に入職して半年が経ち、先生方と一緒に救急対応させて頂く中で自ら判断しできることも少しずつ増えたように感じますが、同時に自分の得意な所や苦手な所を再認識する機会もありました。私は腹部の画像読影がまだ得意ではないので、今年度の研修における課題としたいと考えております。

 当院での研修は、Common Diseaseを中心に、どの科に行っても必要になる知識を身につけることができ、内科志望であってもそうでなくても有意義な研修ができると思います。先生方や患者さんから教えて頂いたことを沢山吸収し、良い医師になれるよう日々精進していく所存です。

 最後になりますが、1か月間ご指導いただきました消化器内科の先生方に深謝申し上げます。

 

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