研修医の声
研修医の声①
研修医K先生|九州大学卒
私は5月の1ヶ月間、消火器内科で研修をさせていただきました。
消化器内科での研修の1日は指導医の先生との朝の回診から始まります。患者さん1人1人とコミュニケーションを取りながら容態を把握し、全ての検査、食事、治療計画などを考えます。私は潰瘍性大腸炎、急性胆管炎、膵臓癌、胆管癌など、様々な疾患を抱えた患者さんを受け持たせて頂きました。消化器内科では入院中絶食となる患者さんが多いため、輸液や食事管理について1つ1つが大変勉強になる症例でした。始めは慣れないことばかりで戸惑いましたが、指導医の先生から医師としての基礎をみっちりと叩き込まれ、徐々に病棟管理を学ぶことができたと思います。また患者さんが急変した際などのファーストコールは全て研修医が対応するため、その点でも非常に勉強になりました。病棟業務を終えた後は外来や上下部消化管内視鏡検査の見学をします。どの先生もとても話しやすい雰囲気で、非常に丁寧かつ熱心に指導してくださいました。
午後は主にERCPや内視鏡検査を行います。ただ見学するだけでなく、実際に助手として多くの処置に参加させていただき、手技への理解が深まると同時に手技の難しさも身をもって感じました。また毎週金曜日の午後は外科と消化器内科で必ず合同カンファレンスを行い、それぞれの科の先生が診られた症例を共有しディスカッションします。その他にも腹水穿刺やEHL、ICなどにも同席させていただき、忙しくも充実した毎日を送ることができました。
先生方には優しく熱心にご指導いただき、大変有意義な研修となりました。この場をお借りして改めてお礼申し上げます。