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診療科・部門

腎臓・リウマチ科

腎臓・リウマチ科

高血圧、腎臓病、膠原病の診療、透析センターを担当しています。
健康診断で、血圧が高い、蛋白尿・血尿が出ている、腎臓の働きが低下しているなどの異常を指摘された方の診療を行います。保存期腎不全から末期腎不全に対する透析療法まで、慢性腎臓病について総合的に診療を行います。また、発熱、皮膚症状、関節症状などから膠原病の診断を行い、一人一人の病状に合わせた治療を行います。

スタッフ紹介

高桑 浩

高桑 浩科長

【専門分野】
内科、腎臓病、高血圧

【資格等】
日本内科学会認定 総合内科専門医
日本循環器学会認定 循環器専門医
日本腎臓学会認定 腎臓専門医・指導医
日本透析医学会認定 透析専門医・指導医

小林 拓医長

【専門分野】
腎臓、透析、膠原病

【資格等】
日本内科学会 認定医
日本腎臓学会 専門医

その他(専門外来、研究、設備等)

生活習慣病改善支援外来【事前予約制】

40歳〜74歳の方は、特定健診を受診されています。その結果、メタボリックシンドロームと診断された方には、生活習慣病改善支援外来の受診をお勧めします。高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病で通院中の方は、かかりつけ医からのご紹介にて、受診していただきます。
アンケートを通して、ご自分の生活習慣を見直し、その上で、看護師、管理栄養士による生活習慣の改善アドバイス、栄養指導を行い、継続できそうな小さな生活習慣の変更(行動変容)を患者さんと一緒に考え、その記録を“私の生活習慣みまも〜る手帳”に記録していきます。月1回、6ヶ月間受診していただき、1か月毎に記録を振り返り、次の目標を一緒に考えていきます。最終的に6か月で3−5kgの減量を目指します。
みまもーる手帳

腎臓機能改善外来【事前予約制】

慢性腎臓病は、本邦では約1,300万人が罹患しているといわれている慢性疾患です。高血圧や糖尿病などの生活習慣病が腎硬化症、糖尿病性腎症などの慢性腎臓病の原因となります。症状がなく、ひそかに進行する沈黙の病気です。脳梗塞、心筋梗塞などを発症する危険性が高く、一度症状が出現すると生活の質が低下し、命取りになることもある病気です。さらに腎機能が低下すると透析治療が必要となります。
日本腎臓学会では、慢性腎臓病の腎臓専門医への紹介基準(表)を決めています。eGFR(推算糸球体濾過量)が45ml/min/1.73m2未満、または尿蛋白(+)以上の方は、一度腎臓専門医への受診をお勧めします。
当科では、慢性腎臓病の原因、合併症精査、治療として生活習慣の改善、腎臓食の栄養指導を行っています。減塩食、タンパク制限食により、腎臓機能の低下が緩徐になることをめざしています。もちろん、禁煙が必要です。
生活習慣病で通院中の方では、かかりつけ医と腎臓専門医が二人主治医制で診療を行っています。安定している方では、当科へは3〜6か月毎の受診で、ふだんは、かかりつけ医へ通院し、検査、処方を受けてもらっています。
慢性腎臓病が気になる方は、かかりつけ医にご相談の上、受診してください。
また、慢性腎臓病の患者さんには、短期間の慢性腎臓病検査教育入院を行っています。慢性腎臓病は、心脳血管疾患を合併することが多く、血管合併症の検査を行います。また、腎機能が低下する速度を抑えるための腎臓食を実際に食べていただき、覚えてもらいます。管理栄養士から栄養指導を受けていただき、退院後の食事療法についても相談にのっています。
慢性腎臓病は、かかりつけ医と腎臓専門医とが二人主治医制で、診療を行うことで、治療効果の向上が期待されます。
紹介基準