神経内科

神経内科について

当院の神経内科では、主にアルツハイマー病などの認知症、神経変性疾患、脳梗塞などの脳血管障害、めまい、末梢神経や骨格筋に障害を来す疾患などの診断と治療を担当しております。
MRI、核医学検査などの最先端の画像診断装置に加えて、脳波、筋電図、神経伝導検査、各種誘発電位など神経生理学的検査を用い、的確な神経疾患の診断と評価を行い、治療につなげております。

神経内科外来の様子

下記の外来を含め、予約に関しては当院地域連携室までご相談をお願いいたします。

診療内容

認知症合併症例への対応

認知症を合併した症例に対して、原疾患の治療の機会を損なわないために、病棟での認知症ケアの充実を目指しております。 まず認知症サポート医のもと院内研修を開始し、専門研修を受けた看護師を各病棟に複数名配置、認知症を伴う問題症例の症例検討やラウンドを行っています。

将来的には認知症サポートチーム(DST)による回診等のチーム医療としての認知症治療を行っていくことを目標にいたしております。

筋交感神経活動(MSNA)検査

当院では筋交感神経活動検査(MSNA)をルーチン検査として行っております。これは脚の末梢神経に微小な針を刺して、血管を収縮させる方に働く自律神経である交感神経のたった数~数十μVの生体電位を導出する技術です。
睡眠時無呼吸症候群の治療効果判定をはじめ、高血圧、不整脈、心不全などの心血管疾患の評価、頸椎症性脊髄症術前後変化や血圧日内変動と関係、内耳性めまいの後遺症の治療前後の変化など、2001年から現在まで約3000肢以上の検査を行っております。

これまで積み重ねたデータを用い金沢大学循環器内科や当院呼吸器内科とともに、上記疾患の治療に役立つ研究結果を発表いたしております。

その他(専門外来、研究、設備等)

めまい外来【予約不要】

木曜午前のめまい外来では、最新の重心動揺計検査と心拍変動率を含む起立負荷検査による血圧変動を用いてめまいの診断と治療を行っております。
特に予約は必要ありませんので、気軽にご相談ください。

スタッフ紹介

神経内科杉山副院長

杉山有 科長

  • 専門分野:神経生理学
  • 資格等:日本神経学会専門医