リハビリテーション室

ホーム 診療科・部門 リハビリテーション室

リハビリテーション室について

リハビリテーション室では、種々の疾患により日常生活動作能力や基本的動作能力の低下した方に対し、理学療法、作業療法、言語療法による治療を組み合わせて機能回復を図る専門医療を実施しています。 当院では、怪我や発病直後から早期リハビリテーションを開始し、1日でも早い家庭復帰や社会復帰を目標に、治療プログラムの立案と実施を行っています。

リハビリテーションの様子

また、長期のリハビリテーションが必要な方には、院内の地域包括ケア病棟をご利用いただいたり、提携する近隣病院の回復期リハビリテーション病棟や介護保険施設などへのご紹介を行っています。

診療内容

運動器リハビリテーション(施設基準Ⅰ)

大腿骨近位部骨折手術後、脊椎圧迫骨折、脊椎の手術後、四肢の骨折など、整形外科疾患が主な対象です。令和4年度実績は、のべ4,119名でした。

脳血管疾患等リハビリテーションⅡ(施設基準Ⅱ)

脳卒中、脳挫傷など脳血管疾患や神経疾患が主な対象です。令和4年度実績は、のべ3,257名でした。

呼吸器リハビリテーション(施設基準Ⅰ)

肺炎、慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎、気管支喘息など呼吸器疾患が主な対象です。令和4年度実績は、のべ1,462名でした。

廃用症候群リハビリテーション(施設基準Ⅱ)

廃用症候群リハビリテーションは、心臓や消化器その他の病気で体力が衰えた方の歩行機能や耐久力の改善を目的に行います。令和4年度実績はのべ1,405名でした。

摂食機能療法

脳卒中など後遺症により摂食機能が低下した方や内視鏡下嚥下機能検査で嚥下機能の低下を認めた方が主な対象です。令和4年度実績はのべ629名でした。

スタッフ紹介

上原健治リハビリテーション室長、整形外科医

  • 担当分野:整形外科
  • 資格等:
    整形外科専門医、がんリハビリテーション研修修了

理学療法士6名

  • 資格等:がんリハビリテーション研修修了
    3学会合同呼吸療法認定士
    介護支援専門員資格
    福祉住環境コーディネーター2級取得
    理学療法士臨床実習指導者講習修了
    金沢大学医薬保健学類臨床准教授

作業療法士1名

言語聴覚士1名

その他(専門外来、研究、設備等)

チーム医療

認知症ケアチーム、排泄ケアチーム、嚥下チーム、褥瘡対策チーム、転倒予防対策チーム、呼吸ケアチーム、感染対策チームに所属しています。

臨床研究

当リハビリテーション室では臨床データを客観的かつ総合的に分析し、エビデンスに基づく医療の確立を目指しています。また、学術誌への論文投稿や学会・学術集会などでの演題発表に努めています。

学術論文; 後期高齢者の生命予後に影響する要因

  • 発行又は発表の年月日:2021年58巻3号
  • 発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称:日本老年医学会雑誌

The Kuchi-kara Taberu index as a predictive marker of oral intake recovery in patients with aspiration pneumonia

  • 発行又は発表の年月日:2023年23巻221-226頁
  • 発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称:Geriatrics & Gerontology International

嚥下障害患者の経口摂取回復における兵頭スコアと観察項目の予測妥当性比較

  • 発行又は発表の年月日:2024年13巻1号
  • 発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称:嚥下医学

学会発表; 外来栄養指導患者のサルコペニアに影響する要因と理学療法介入の方向性

  • 発行又は発表の年月日:2023年10月28-29日
  • 発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称:第10回 日本予防理学療法学会学術集会

KTバランスチャートによる兵頭スコアの推測 ―重回帰分析による検証―

  • 発行又は発表の年月日:2023年9月2~3日
  • 発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称:第29回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術集会

兵頭スコア合計点と下位項目点の違いによる経口摂取回復の予測妥当性比較

  • 発行又は発表の年月日:2022年3月
  • 発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称:第46回 日本嚥下医学会学術総会

高齢脊椎圧迫骨折患者の歩行再獲得に対おける決定木分析

  • 発行又は発表の年月日:2022年11月10日
  • 発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称:第60回 全国自治体病院学会(沖縄)

高齢脊椎圧迫骨折患者の自宅復帰に影響する要因

  • 発行又は発表の年月日:2022年11月10日
  • 発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称:第60回 全国自治体病院学会(沖縄)

加賀脳卒中地域連携パスの急性期最終データに基づく回復期リハ終了時の運動FIM合計点と在棟日数の予測

  • 発行又は発表の年月日:2022年10月15日
  • 発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称:第20回日本神経理学療法学会学術集会(大阪国際会議場)

高いBMI値は高齢外来患者のサルコペニアを予防する

  • 発行又は発表の年月日:2022年10月8日
  • 発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称:第33回日本老年医学会北陸地方会プログラム

加賀脳卒中パスにおける急性期最終評価と回復期初期評価のFIM合計点乖離

  • 発行又は発表の年月日:2022年2月27日
  • 発行所、 発表雑誌等又は発表学会等の名称:第30回石川県理学療法学術大会(Web開催)

嚥下障害患者の再経口摂取における兵頭スコアとKTバランスチャートの予測妥当性比較

  • 発行又は発表の年月日:2022年2月24~25日
  • 発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称:第45回 日本嚥下医学会総会ならびに学術講演会(オンデマンド参加)

誤嚥性肺炎患者におけるKTバランスチャートを用いた再経口摂取の予測妥当性

  • 発行又は発表の年月日:2021年8月
  • 発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称:第26・27回合同 日本摂食嚥下リハビリテーション学会(Web参加)

非侵襲的嚥下機能評価法による経口摂取予測

  • 発行又は発表の年月日:2021年6月
  • 発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称:第63回 日本老年医学会学術集会(Web参加)